日々我思故我在

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開始までのCMを見てしまう「月曜から夜ふかし」の番組開始までの流れは秀逸だと思う

開始前に長いCMを入れている番組はほとんどないと思っている。視聴者から言えば、なかなか番組が始まらないのはイライラするし、気分によってはチャンネルを変えてしまうこともある。

 

そんな中で日本テレビの深夜番組「月曜から夜ふかし」の番組開始前のCMを見せる技術は秀逸だと思う。

 

昨晩放送分で確認したのだが、番組表での開始時刻から実際に番組が始まるまでには7分以上ある。ちょっと吃驚する長さ。

 

ここまで長いと一旦TVの前から離れて、いろいろと何かしてしまうのだが、「月曜から夜ふかし」だけTVの前で画面を見ている。よってCMも見てしまうのだ。

 

何故かというと、最初のCMの後、短いが『番組内の面白いシーン(マツコさんと村上さんのやりとり)がカットインされる』。これで番組を観たい気分させられる。結果、TVの前から動けない。それでもしばらくCMが流れて、ちょっと飽きてきた頃にもう1回『番組内の面白いシーンがカットインされる』。もう完全に番組観たい気分の脳に戻されてしまう。

 

私としては、一番CMを観ている(眺めている)番組になっている。

 

さらに、この最初の長いCMタイムのおかげで、番組中ほとんどCMがない。本編を快適に観ることができる(視聴者としては、ものすごく嬉しい)。

 

番組後半にあるCMの直前も普通のバラエティにあるCM後シーン先出しとなっているので、当然ですが、番組の続きを見逃すまいという気分でCMを眺めてしまう。予告の前にもう1回CMがあるけど、これも次週の面白いシーンをカットインされるので、予告も観たい気分にされる。故にそのままCMを眺めている。

 

眺めていると書いているが、興味のあるCMは観てしまうのである。そのままネット検索することもよくある。このCMを眺めさせるというのはかなりの宣伝効果だと思う。「月曜から夜ふかし」のCM枠がおいくらなのかは知らないのだが、パフォーマンスはかなり高いように感じる。

 

視聴者にもスポンサーにもメリットが大きい手法だと思うのだが、他の番組でこのようなCMの入れ方をしていないのは謎である。